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【2018年版】新卒採用活動で知っておくべき採用トレンドと採用手法まとめ

近年、売り手市場が続いており、企業において採用活動は企業の存続・成長において非常に重要なものになっており、採用活動もパソコンやスマートフォンの普及によってSNSが浸透していったことや、景気の変動など時代の変遷において日々変化しております。

今回は、変化の激しい採用活動において、多様化している採用手法や採用活動のトレンドをご紹介します。

採用に携わる人であれば、絶対に知っておくべき情報をまとめております。

(この記事を読むのにかかる時間:約10分)

※必要最低限の情報を知りたい方は、目次より知りたい情報の箇所をクリックして読んでください。

目次

1.採用活動の変遷
 1.新卒採用活動の変遷
 2.中途採用活動の変遷

2.近年の新卒採用活動のトレンド
 1.待つ採用活動から攻める採用活動へ
 2.短期のインターンシップの実施
 3.地方学生の積極採用
 4.採用オウンドメディアなど、採用のマーケティング強化
 5.リファラル採用(リファラルリクルーティング)

3.採用手法一覧
 1.就活ナビなどの媒体に掲載
 2.合同説明会や、就活イベントに出展
 3.人材紹介会社からの紹介
 4.座談会・インターンシップなどを実施
 5.ダイレクトリクルーティング(就活生にオファーができるサービスの利用)

4.まとめ

採用活動の変遷

1.新卒採用活動の変遷(経団連の採用スケジュールの変遷)

新卒採用においては、経団連に所属している企業は、経団連が定めたスケジュールに則って新卒採用活動を行う必要がありますが、広報活動・選考活動の開始日は年によって異なります。

過去10年間のスケジュールも非常に大きく変動しております。

卒業年度 広報活動開始日 選考開始日
2018 3月1日 6月1日
2017 3月1日 6月1日
2016 3月1日 8月1日
2015 12月1日 4月1日
2014 12月1日 4月1日
2013 12月1日 4月1日
2012 10月1日 4月1日
2011 10月1日 4月1日
2010 10月1日 4月1日
2009 10月1日 4月1日

10年前とは全く違うスケジュールになっております。

今後も変更が起こる可能性は大いにありますので、去年と同じで進めようとせず、きちんと経団連の採用選考に関する指針を確認しましょう。

(参考記事:【保存版】日本における「新卒一括採用」の歴史と変遷

2.中途採用活動の変遷

1980年代までは、中途採用というそもそもの概念自体あまりなく、入った会社で定年になるまで働く「終身雇用制」が一般的でした。

終身雇用制度は、「年功序列型賃金制度」や「新卒一括採用」を並んで、いわゆる日本型の雇用型形態の象徴とされていました。

その後、1990年代にバブルの崩壊や金融危機などで大手企業の破たんが相次ぎ、これまで安泰と言われてきた大手企業でさえもリストラが行われるなど、大手が安泰という概念が崩れました。

その際に転職をする方が増え、MBAの取得や経営大学院に通うなどをして、キャリアアップということも注目を浴びました。

90年代後半から、インターネットが普及し、IT系のベンチャー企業が立ち上がるなど大手企業からベンチャー企業への転職も増え始めました。

その頃は、人材育成コストの削減や専門的な知見がある人を採用するという目的で、中途採用の活動が活発になりました。

現状では、「働きがい」や「キャリアアップ」をはじめ、転職の目的も多様化し、ポジティブな転職も増えています。

転職サイトDODAの転職理由ランキング調査でも、この10年間で転職の理由の1位が、「会社の将来性が不安」というものから「ほかにやりたい仕事がある」と変わっております。

(参考サイト:転職・求人DODA(デューダ)

そのため、企業の採用活動もその時代の企業の状況に合わせて変わっており、マネージャーや専門的な役職を採用するようなポジション採用から、能力・スキルが高い人を採用など、企業存続・成長のために中途採用は欠かせないものになっております。

2.近年の新卒採用活動のトレンド

先ほど、新卒採用活動の変遷でご紹介しました通り、新卒採用活動は経団連の決めたスケジュールに左右されます。

また、特に今年はかなりの売り手市場と言われ、就活生の内定取得率も非常に高く、1人あたりの内定獲得社数も非常に多いような状況になっております。

(参考記事:【最新の内定率】1人あたりの内定獲得社数は?|就活生の最新レポート

では、最近新卒採用活動にトレンドになっていることをご紹介いたします。

1.待つ採用活動から攻める採用活動へ

リクナビ・マイナビは未だに新卒採用領域だと非常に知名度も実績もあるサービスですが、リクナビやマイナビなどのように就活生からのエントリーを待つという採用活動から、ダイレクトリクルーティングと呼ばれる、企業から自社で採用したい就活生にスカウトを送る、企業側からアプローチをする採用活動も最近活発になっております。

SAIYOに掲載をいただいております、Offer Boxをはじめ、お肉やお寿司を奢るのでお話しましょうというスカウトを送ることができるサービスも増えております。

(サービス紹介:就活生の7人に1人が利用*オファー型新卒採用サービスOffer Box)

(参考記事:「ダイレクトリクルーティング」とは?|メリットデメリットを解説!

2.短期のインターンシップの実施

今や新卒採用活動を行なっている企業の7割は実施しているインターンシップですが、実際にインターンシップは就活生と接点を持つ上で非常に重要な役割を果たしており、インターンシップ実施企業において内定者の中に自社のインターンシップに参加者がいたという割合も7割以上となっております。

期間は1日という短期的なものから開催されており、インターンの内容に関しては自社の良さや思いをワークや座談会などを通して伝るプラグラムも多いです。

(参考サイト:リクルートキャリア就活白書2017

(参考記事:「インターンシップ」とは何?|開催する意味やメリット・デメリットを解説

3.地方学生の積極採用

2016年の11月にサイバーエージェントが大々的に地方学生の採用を強化しますという宣言したことも非常に話題になりました。

地方の就活生は首都圏の就活生との情報格差が多いことや、就職活動にかかる交通費や宿泊費も重なるので就職活動に費用での負担も大きいのですが、企業側が現地に赴き、会社説明会や面談・インターンシップを開催するということも増えております。

若者たちがその地域の課題をビジネスを通して解決するというプログラム「BIZCAMP」のような地域貢献しながら、首都圏の企業がビジネスに関してアドバイスを送って、就活生に成長してもらうようなイベントもあるように、地方学生の採用・機会提供は増えております。

4.採用オウンドメディアなど、採用のマーケティング強化

就活生は、事業内容や会社の雰囲気に関してあまり理解できていない企業にはエントリーをしにくいので、まずは自社に興味を持ってもらう・知ってもらうというところから情報発信をして、採用においてきちんとマーケティングに取り組む企業も増えております。

株式会社メルカリが運営する、mercanは、採用オウンドメディアの代表ということでよく取り上げられますが、メルカリで実際に働いていらしゃる方のインタビューや、自社で開催したイベントのイベントレポートをはじめ、会社の雰囲気が伝わるような情報を更新し続けております。

実際にメディアだけで採用が完結することは少ないと思いますが、就活生もその会社がどのような会社なのかを理解しやすいですし、家族にもこのような会社だよと説明しやすいので、ただ知ってもらうだけではなく、選考活動中も大きな役割を担うものになっているのではと思います。

(参考記事:【採用オウンドメディア】新しい採用手法に取り組む「採用サイト3選」

5.リファラル採用(リファラルリクルーティング)

リファラル採用は、社員や友達や知り合いなどからの紹介・推薦された人を採用するという意味です。

リファラルリクルーティングには主に3つのメリットがあります。

1つ目は、採用コストが削減されることです。

1名採用するのに、一般的に新卒だと50~100万円、中途だと年収の3割ほどと言われていますが、リファラル採用ですと、紹介・推薦してもらえるので、面接・選考に進むまでにかかる費用を削減することができるということです。

2つ目は、紹介・推薦される人の質が担保されるということです。

基本的に、自分の会社で一緒に働きたいと思える人や、その会社で活躍できる、その会社に合うと思われる人が紹介されるので、事前にスキルや適性などが紹介される時点で、スクリーニングされます。

そのために、選考においてもスムーズに選考を通過することが多いとされています。

3つ目は、内定辞退率・離職率の軽減です。

これは自社の社員が紹介した場合に限りますが、新しく入る会社に知り合いが1人でもいれば、組織に馴染めやすくなるため、入社する側の心理的負担が多少軽減されることが考えられます。そのため、最終的に誰も知り合いがいない会社に入社するよりも、知り合いがいた方が内定の辞退率・離職率が削減されることがわかっております。

以上のようなメリットがあるのですが、企業でもリファラル採用で紹介してくれた人に報酬を与える仕組みを作っている企業も増えており、今では1/4の企業が社員紹介の報酬制度を導入しております。

(参考資料:データで見るリファラル採用 報奨金制度は成果につながらない?

(参考記事:「リファラルリクルーティング」とは?|メリット・デメリットを解説!

3.採用手法一覧

新卒採用の手法も多様化しており、採用したい学生層に合わせて、採用手法を変える必要があります。

今回は、代表的な採用手法とその事例や活用方法などをご紹介します。

1.就活ナビなどの媒体に掲載

こちらは今では一般的な手法になりますが、リクナビ・マイナビなどの学生の登録数が非常に多いナビ媒体に自社の情報を掲載して、学生にエントリーをしてもらうものです。

実際に掲載されている採用担当者さまも多いのではないでしょうか。

(参考記事:どっちに掲載すべき?リクナビとマイナビの「4つの比較ポイント」とは?

2.合同説明会や、就活イベントに出展

実際にリアルな場で就活生と接点を持ちたいという目的であれば、合同説明会や就活イベントなどに出展するという手法が考えられます。

主催企業や時期によって、数百社出展するような大規模な就活イベントから十数社ほどしか参加しないような小規模な合同説明会があり、業種業界ごとにセグメントされた説明会も開催されております。

説明会の他に、社会人(主に社長や採用担当者)と学生が交流できるようなイベントも開催されております。

以前、SAIYOでは就活生大同窓会という、社会人と人事担当者との交流会の100人規模のイベントを実施しました。

(写真:就活生同窓会のイベント終了後の写真)

近年では、学生団体などがそのような交流ができるイベントを企画していることもありますので、facebookのイベントページや、peatixで探してみてはいかがでしょうか。

3.人材紹介会社からの紹介

自社の作業工数を削減して、効率的に自社が求める就活生と面談したい・選考を受けてほしいということであれば、人材紹介会社を活用するという手法があります。

人材紹介会社がある程度、適正や能力を見て、学生にも企業説明をした上での紹介になるので、ある質と適正が担保された方を紹介してもらうことが可能です。

料金体系は、内定が決まった時点で費用が発生する場合や、紹介のあと選考を受けた時点で費用が発生するなど、会社によって様々ですので、その点はきちんと確認をしましょう。

4.座談会・インターンシップなどを実施

自社のことをもっとよく知ってもらおうということや、企業と就活生の相互理解を深めるためには、座談会やインターンシップを実施するという手法があります。

座談会では、就活生が志望する業種や事業部の人と話す機会を設けたり、同じ大学出身の人同士で話すなどの工夫があると、就活生も質問がしやすいので、相互理解が深まります。

最近では、ピザやデザートを片手にフランクに話そうというような座談会も増えており、面接とは違いフランクに話すことができるというのも座談会の特徴です。

インターンシップは、前述の通り、既に多くの企業で実施されています。

職場体験などの気軽に参加できるものから、新規事業立案やチームビルディングを行うような選考の一環としてワークを行う企業など、内容に関しては企業によって様々です。

最近では、大学2年生の3月の時期からインターンシップを実施し、内定を授与するなど、実施される日時や、期間に関しても企業によって様々で、それ故、インターンシップの企画内容の差別化も難しくなってきています。

(参考記事:「インターンシップ」とは何?|開催する意味やメリット・デメリットを解説

5.ダイレクトリクルーティング(就活生にオファーができるサービスの利用)

ここ数年で、媒体に登録されている就活生にスカウトをすることができるサービスが増えています。

スカウトも一概に、選考や会社説明会に案内するものだけでなく、お肉を奢りますというものやランチをご馳走しますというような就活生にとっても、メリットがあることを提示して、スカウトの承諾のハードルを下げているスカウトサービスもあります。

企業側からスカウトをするメリットとしては、自社で採用したい人物を絞ってスカウトすることができるので、母集団形成に力を入れることなく、効率的に採用活動を進めることができます。

まとめ

今回は、これまでの採用活動の変遷、近年の採用活動のトレンド、代表的な採用手法をまとめました。

採用活動は毎年トレンドが変わり、対応するのも大変ですが、採用したい学生の層や、採用目標人数などに合わせて、採用手法を変えて取り組んでください。

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