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従業員エンゲージメントの定義とは?業績アップへの影響や論文データをご紹介

 従業員エンゲージメントが高い組織は、心理的安全性が高く、従業員の会社に対する帰属意識が高くなるため、自発的な問題解決や売上アップに繋がります。

今回は、その従業員エンゲージメントについて、定義や必要な理由、業績アップした企業事例の論文結果をご紹介します。


目次

 従業員エンゲージメントの定義

 従業員エンゲージメントが必要な理由

  1.離職率の低下による優秀な人材の流出防止

​​​​​​​  2.従業員の心理的安全性が保たれる

  3.売上の向上に繋がる

 従業員エンゲージメントと業績アップした企業事例の論文結果


従業員エンゲージメントの定義

従業員エンゲージメント 定義

 エンゲージメントとは、「愛着」や「約束」を意味する言葉です。

従業員エンゲージメントとは、従業員と会社は双方に貢献し合い成長・信頼できる関係になっていて、従業員と会社双方に愛着心がある状態を指す言葉です。

世界140ヶ国以上に社員を抱える世界有数のコンサルティング会社のウイリス・タワーズワトソンは、「従業員の一人ひとりが企業の掲げる戦略・目標を適切に理解し、自発的に自分の力を発揮する貢献意欲」と定義しています。


従業員エンゲージメントが必要な理由

従業員エンゲージメント 必要な理由

 従業員エンゲージメントが必要な理由は、3つあります。


1.離職率の低下による優秀な人材の流出防止

 従業員が企業に対するエンゲージメントが高い状態であれば、なかなか会社を離れにくくなり離職率が低下します。

また、従業員エンゲージメントが高い従業員が増えると社内の雰囲気が良くなり、会社の帰属意識が強くなり、自発的な問題解決行動も期待することできます。


2.従業員の心理的安全性が保たれる

 従業員エンゲージメントが保たれると、従業員も他人への嫉妬や競争心からの悪口や陰口などを言わなくなることや嫌がらせももちろん発生しにくく、人間関係においてストレスが生まれることが減り、従業員の心理的安全性が保たれ、結果的にさらに従業員エンゲージメントが上がる好循環になります。


3.売上の向上に繋がる

 従業員エンゲージメントの上昇により、社員のパフォーマンスも高くなり、会社の売り上げアップに寄与します。

詳細は次の「従業員エンゲージメントと業績アップした企業事例の論文結果」の箇所でご説明しますが、従業員エンゲージメントの向上は売上の向上に繋がります。


従業員エンゲージメントと業績アップした企業事例の論文結果

 サービス・マネジメント研究の第一人者であるジェームズ・ヘスケットやアール・サッサーなどがハーバード・ビジネス・レビューで発表した、サービス・プロフィット・チェーンの論文においては、次のような研究データが発表されています。

調査対象となった2000人以上のうち53%が、上司に認められていると感じた会社では長く働きたいと思うと回答(従業員の定着は雇用・教育コストの削減や、売上・利益の拡大に不可欠)

・良質な従業員に代わる人を見つけるには、最大150,000ドル(約1600万円)のコストがかかる


・エンゲージメントの高い従業員は、優秀な業績をもたらす可能性が2倍に、さらに、その中の3/4の者が期待をはるかに上回る働きをする


・従業員エンゲージメントが5%上がると、営業利益率が0.7%上昇する

従業員の態度に5ポイントの改善が見られると、顧客満足度に1.3ポイントの改善が生じ、結果収益に0.5%の増加が生じた(アメリカの大手百貨店・シアーズの計測値)


・従業員エンゲージメントが大幅に増加した支店(5ポイント中0.2ポイント以上)に、16%以上の利益率の伸びが見られた(スタンダードチャータード銀行の計測値)


・64の企業を対象に行われた調査では、従業員エンゲージメントの高い企業は、そうでない企業に比べて年間純利益が2倍以上に


・エンゲージメントの低い従業員は、高い従業員に比べて離職する確率が4倍高い


(参照元:従業員エンゲージメントが5%上がるだけで、営業利益率が○%も上昇?!  従業員満足度とエンゲージメントの向上は、売上・利益拡大の不可欠要素!|株式会社トータル・エンゲージメント・グループ


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橋本 大祐

橋本 大祐

新卒採用担当者向け情報サイトSAIYOの編集長。 これまで、新卒採用に関するコンサルティングやイベントを実施。 キャリタス就活、OfferBoxやgoodfindなどの新卒採用支援企業や、東京大学・日本大学などでの新卒採用に関するイベントでの9つのイベントに登壇実績あり。

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