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高卒採用のトレンドが上昇中!高卒採用の流れやルール、メリット・デメリットとは

 学生の売り手市場が続く中で、もっと優秀な人材を早くから採用したいということや、早い段階で入社してもらい、じっくり育てていきたいなどというニーズにより、高卒採用が注目されています。

年々、高卒採用において、高校生の就職率、就職希望者も増えており、今後ますますニーズが高まることが予想されます。

今回は、高卒採用のスケジュールや高卒採用ならではのルールなどをご紹介します。


目次

 高卒採用とは

 高卒採用のスケジュール

 高卒採用のルール

 高卒採用のメリット

 高卒採用のデメリット


高卒採用とは

 高卒採用とは、高校生の新卒採用を指します。

平成29年3月に文部科学省が発表した「高等学校卒業者の就職状況に関する調査」によると、高校を卒業した107万人のうち、約19万2千人が高校を卒業した後就職することを希望しており、うち18万8千人が就職、就職率は98.0%と、前年と比較しても就職者数、就職率ともに上昇しています。


平成29年
平成28年
卒業者
1,075,316人
1,064,828人
就職希望者
192,008人
191,935人
 うち就職者
188,212人
187,552人
 うち未就職者
3,796人
4,383人
就職率
98.0%
97.7%

男女別の就職率は、

男子:98.5%(前年同期比 0.2ポイント増)

女子:97.4%(前年同期比 0.6ポイント増)

となっており、

学科別の就職率は、

「工業」99.4%、「福祉」99.1%、「商業」99.0%、「情報」99.0%、

「看護」98.8%、「農業」98.7%、「家庭」98.7%、「水産」98.5%、

「総合学科」97.7%、「普通」96.4%

上記が平成29年3月末時点でのデータとなっております。


高卒採用のスケジュール

 高校生の新卒採用においては、選考のスケジュールや方法を、「文部科学省・厚生労働省」「主要経済団体」「全国高等学校長協会」の3つの団体で話し合って決められるように取り決めがされています。

高卒採用のスケジュールは以下のような流れで決まっています。

6月20日

ハローワークによる求人申し込み受付開始

7月1日

企業による学校への求人申し込み、学校訪問開始

9月5日
学校の推薦、応募書類の提出開始
9月16日
企業の選考活動開始
11月1日
複数応募開始
翌4月1日雇用開始


高卒採用のルール

 高卒の就活生の採用は、高校生が学業に集中できるようにすることなどを踏まえて、特有のルールが定められております。


1.学校経由での採用活動

 そもそも、企業は学校の進路指導部に対してインターネットを通して採用情報を提供しているため、学生は直接企業に確認することはできずに、進路指導部に確認する形になります。

また、内定後であれば、企業と内定者および保護者が、直接連絡を取り合うことは認められますが、一般的に内定後であっても卒業までの期間は、学校を通して内定者に連絡をすることが望ましいとされています。


2.1人1社のみの選考を受ける原則

 高卒採用においては、高校生が学業や学内活動を優先的に行えるようにルールが決められております。

そのため、9月19日の選考活動の開始から一定期間は1社のみしか選考を受けることができません。

11月からは複数者の選考を受けることができますが、それまでは1社のみの選考となります。


3.全国共通の履歴書・調査書を使用する

 企業が受け取る書類のうち、履歴書(就活生が記入する書類)と調査書(学校が記入し校長印が押された書類)については、全国高等学校統一用紙を使用する必要があります。

また、企業は選考過程において、上記以外の書類を学校や就活生に求めることは禁止されています。


高卒採用のメリット

 高卒採用は、早期から自社で働いてもらえるということで下記のようなメリットがあります。


1.専門的な知識やスキルの習得

 若いうちから、企業に勤めることでその企業の業界や分野の専門的な知識やスキルを身につけることができます。

大卒者の新卒と比較しても4年以上早くから、その業界の知見を得ることができるのは、1つアドバンテージになります。

2.採用コストの軽減

 高校生の採用活動は、学校を通すことが決まりとなっていますので、広告費をかけることや採用媒体に掲載すること、人材紹介会社と契約する必要などがなく、採用費は大卒の採用費と比べて、安くなります。

しかし、その代わりに、学生が受けたい企業を選ぶ形になりますので、必ずしも求めている人材が採用できるかというとそういう訳ではありません。

高卒採用のデメリット

 高卒採用は、早期からの入社や特有のルールによりいくつかデメリットもあります。


1.教育コストが高い

 高卒者といっても、まだ成人していなかったり、アルバイトなどの経験も少なく、働くことに慣れていない場合や、理解が薄い場合もあります。

その場合は、時間をかけて、潜在的な能力を引き出す必要があり、戦力となる人材に育てるまでは、ある程度の教育期間と教育コストが必要となってきます。


2.ミスマッチが発生する可能性がある

 高卒採用特有のルールでもある、1人1社のみ選考を受けることができるルールのように、高校生も複数の会社を比較して、就職活動を進めることができません。

また、業界への理解や自分の適性をあまり分かっておらず、高卒で入社した会社とミスマッチが起こってしまう可能性も大いにあります。

最後に

 今回は、高卒採用のトレンドやルール、メリット・デメリットをご紹介しました。

有効求人倍率が非常に高い水準にあるように、今は新卒採用に力を入れている企業が非常に多いため、高卒採用も非常に注目されています。

ぜひ、高卒採用を行う際にご参考ください!

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