Original

【2019年卒版】就活生のデータから見る採用活動の見通しとは?

最近、「今年は採用活動が上手くいっていない」「大手就活ナビのイベントもあまり集客できていない」などのお話を聞く機会が多くなりました。

このお話は本当のことなのか、そして、今の新卒採用の状況はどうなっているのかと気になり、この記事にまとめることにしました。

随時、情報を更新していきます!

また、この記事でまとめた情報はこの記事のリンクを貼っていただければ、自由に使っていただいて大丈夫です!

 

ではまず、上の話が本当だとすると、次の3つが原因なのではという仮説を立てました。

①既に就職活動を終えている学生が多いのではないか。

②大手企業志向の学生が多く、ベンチャー・中小企業志向の学生が少ないのではないか。

③そもそも就活生の総数が少ないのではないか。

それぞれ検証していきます。

目次

 仮説1:既に就職活動を終えている学生が多いのではないか

 仮説2:大手企業志向の学生が多く、ベンチャー・中小企業志向の学生が少ないのではないか

 仮説3:そもそも就活生の総数が少ないのではないか

 結論:今年の採用活動は厳しいのか?

 まとめ

仮説1:既に就職活動を終えている学生が多いのではないか

今、合同説明会や会社説明会に集客できていないとすると、既に就職活動を終えているため、そのような場所に行かない人が多いのではと考えられます。

就活生の内定を持っている人の割合を調べるために、「2019年卒業の現状の内定率」を調べました。

(数字のデータは、株式会社ディスコの調査データを参考)

下のグラフ・表は、2016年卒業から2019年卒業の就活生の内定率の推移のデータです。

※2016年卒から経団連の広報活動解禁日が3月1日になったため、2016年卒からのデータを取っております。

(参考記事:【2018年版】新卒採用活動で知っておくべき採用トレンドと採用手法まとめ

 

  3月1日 4月1日 5月1日 6月1日 7月1日 8月1日 9月1日 10月1日
2019年卒 8.0%
2018年卒 6.0% 14.6% 37.5% 63.4% 83.2% 88.2% 91.4% 92.7%
2017年卒 5.0% 11.8% 29.1% 54.9% 79.8% 85.8% 85.8% 91.2%
2016年卒 3.8% 7.1% 17.9% 35.1% 50.6% 67.3% 82.3% 87.0%

グラフと表をご覧いただくと一目瞭然かと思いますが、年々、内定率は高くなっているのと、就職活動・採用活動が早期化していることがわかります。

今年は、3月1日時点での8%の学生が内定を持っていることになります。

そのため、内定を取得したために就職活動を終えている人も増えているということが考えられます。

 

また、エントリー社数(エントリー予定社数)も減少しております。

下のグラフは、各年3月に調査したエントリーした社数と、エントリー予定社数のデータですが、2019年卒の就活生は、エントリー社数もエントリー予定数も減少しております。

就活生エントリー企業数

 

以上、仮説1の既に就職活動を終えている学生が多いのではないかに加えて、1人あたりのエントリーする企業数も減少しているということがデータで確認されました。

仮説2:大手企業志向の学生が多く、ベンチャー・中小企業志向の学生が少ないのではないか

私の周りには、ベンチャー企業や中小企業の人事の方が多いのですが、その方々が採用活動が厳しいとおっしゃっております。

そのため、今年の就活生の志向として、ベンチャーや中小企業はあまり考えず、大手企業志向が強いのではないかと考えました。

株式会社ディスコが行ったキャリタス就活2019 学生モニター調査によると、

  2018年卒 2019年卒
業界トップ企業を中心に就職活動をするつもり 13.8% 18.3%
大手企業を中心に就職活動をするつもり 35.3% 37.3%

業界トップ企業や大手企業を中心に就職活動を行う割合がどちらも増えております。

そのため、学生の志向も大手志向の方の割合が少しではありますが、増えていることがわかります。

仮説3:そもそも就活生の総数が少ないのではないか

集客ができないというのは、そもそも就活生の総数が少ないということも考えられます。

しかし、正確な就活生の数は把握することができないので、就活生の大半を占める「新成人人口推移」を調べてみました。

  新成人人口
2018年卒 121万人
2019年卒 123万人

(データ参照元:2018年の新成人は123万人・前年と変わらず…新成人人口の推移をグラフ化してみる(最新))

新成人の人口だと微増なので、就活生の総数が減少している訳では無いようです。

結論:今年の採用活動は厳しいのか?

上記で3つの仮説を検証しました。

 仮説1:既に就職活動を終えている学生が多いのではないか

 →内定所持者が多いのでその可能性も高い、学生のエントリーする企業数も現象している

 仮説2:大手企業志向の学生が多く、ベンチャー・中小企業志向の学生が少ないのではないか

 →正しい

 仮説3:そもそも就活生の総数が少ないのではないか

 →誤り(人口の数ではむしろ微増している)

そのため、ベンチャー企業・中小企業が2019年卒業の学生を説明会などに集客できない原因としましては、

・就活を終えている学生が多いと考えられる

・就活生の1人あたりのエントリー社数が減少している

・大手企業志向の就活生の割合が高い

という3点が考えられます。

結論、ベンチャー企業や中小企業の採用活動は、前年に比べて厳しくなる可能性が高いです。

まとめ

今年の採用活動の見通しを、就活生のデータを元に解説いたしました。

ベンチャー企業・中小企業の2019年卒業の就活生の採用活動は、少し厳しくなることが可能性が高いですが、しっかりと自社で採用したい人物像を定めて、その人と接点を持てる施策を実行し、採用活動を効率的に進めていきましょう。

SAIYOではいつでも、ご相談を受け付けております。

お困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

また、こういうことを調べて欲しいなどのご要望もお待ちしております!

最後までご覧いただきありがとうございました!

人気記事ランキング

新着記事

タグ


月間アーカイブ